石西礁湖生きもの図鑑ーサンゴのなかま
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種名:トゲクサビライシ 学名:Ctenactis echinata 石西礁湖の広い範囲で見られるが、特にサンゴ礫が多い場所に転がっていることが多い。クサビライシ類はサンゴの中では珍しく単体性である。小さい頃は岩に固着し、キノコの様な形をしており、大きくなるとキノコの傘にあたる部分が取れ、写真のような姿で転がっている。「クサビラ」はキノコの意味で、この生活形態から由来している。本種は雌雄異体で放卵放精型(卵と精子を海中に放出する)だが、オスからメス、メスからオスの双方向の性転換が確認されている。 比較的白化しづらいが、近年白化する姿が見られている。 |