石西礁湖生きもの図鑑ーサンゴのなかま

種名:トゲスギミドリイシ
学名:Acropora intermedia

石西礁湖では水路などの潮通しの良い所を中心に見られる、樹枝状サンゴの1種。ヨナラ水道で大群落を形成していたが、高水温等の被害を受け、被度が大きく低下した。色は茶色や青色。雌雄同体の放卵放精型(卵と精子を海中に放出する)で、ミドリイシ類共通の特徴として、夜に卵と精子が詰まったバンドルを一斉に放出することが知られている。枝の間はスズメダイやテングカワハギなどの住処となっている。また、観賞用として市場に出回っており、愛好する人も多い。
高水温などで白化しやすく、死亡しやすい。