石西礁湖生きもの図鑑ーウニ・ナマコ・ヒトデのなかま
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種名:バイカナマコ 学名:Thelenota ananas 全長60cm程度。 褐色の体色に梅の花のような形の突起が体から生えているのが特徴。サンゴ礁の砂地に生息している。本種はメジャーではないが食用とされているほか、内臓を取り除き、塩ゆでして干した「海参(いりこ)」としてかなりの高価で取引されており、主に輸出用として重要な水産資源である。特に本種は、ナマコ類の中でもその突起の見た目から「梅花参」と呼ばれ、かなりの高値が付く。しかし、乱獲などで年々漁獲量が減少しており、厳重な資源管理が行われている。 主に砂を食べ、有機物のみを吸収し、きれいになった砂を糞として出すため、「海の掃除屋」として、砂浜の保全に重要な生き物である。 |
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