石西礁湖生きもの図鑑ーウニ・ナマコ・ヒトデのなかま
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種名:タワシウニ 学名:Echinostrephus molaris 殻径2cm程度。 サンゴ礁や岩礁の基盤に穴を掘って収まっており、集団で見られることが多い。この穴は本種が分泌している酸で岩を溶かしながら、棘を動かして掘っており、埋まっている側の棘は非常に短く、外側を向いている棘は長い。昼間はこのように埋まっているが、夜になると外に出て穴の周りを移動することもある。タワシウニが死んだ後の穴は、ギンポ類のような魚などの住処になる。 棘に引っかかった藻類を、棘を動かしながら口に運んで食べる。 |