石西礁湖生きもの図鑑ーエビカニなどのなかま

種名:アワハダキモガニ
学名:Cymo quadrilobatus

甲幅2cm程度。
イボ状の顆粒で覆われた乳白色の体と水色の眼が特徴。サンゴ礁のミドリイシやハナヤサイサンゴのなかまの枝の間に生息する。サンゴを食べる為、サンゴに有害であると言われていたが、ホワイトシンドロームと呼ばれるサンゴの病気で剥がれ落ちた組織や、病気部分で繁殖する微生物を食べており、病気の進行を遅らせることが研究で分かった。サンゴガニのなかまと同じサンゴにいることがよくあるが、競争関係などは不明である。